スウェイバックとは、その名の通り上半身が下半身より後ろの入（スウェイ）している状態で、反り腰にネコ背を合わしたように見える姿勢で、臨床では非常に多く遭遇します。

なぜこの様な姿勢になるかと言うと、スマートフォンの復旧により頭部が前方移動し、日常が便利になる中で運動する機会も減り、この様な姿勢になってしまいます。

ハムストリングと内腹斜筋が主に短縮傾向にあります。
短縮傾向というと、常に筋肉が収縮し、硬くなってしまっていると言うことです。
ハムストリングの筋肉は坐骨という所から膝下に付いています。そこの筋肉が硬くなって収縮してしまうと言うことは、必然的に反り腰の様な姿勢になってしまい、腰の痛みを誘発しています。

股関節屈筋群と外腹斜筋が主に伸長傾向にあります。
伸長傾向にあると言うことは、そこの筋肉は上手く使われず、弱化してしまっていると言うことです。
股関節屈筋群がうまく使えない為、反り腰気味の姿勢を元に戻すことができないのです。

スウェイバックは腰を反った状態です。腰の関節（腰椎）は反った状態だと負担がかかってしまいます。
反り腰の人は運動時に腰を反ってしまう傾向がありますので、腰椎を痛めてしまうリスクが高くなってしまいます。
また、反り腰では背骨の衝撃吸収が上手く発揮されにくいため、脚への負担が増えると言われていて、脚への負担が増えることで疲労が高まり怪我だけではなくパフォーマンスの低下が起きてしまいます。

このスウェイバックどのようにしたら改元されるかと言うと、まず短縮傾向にあるハムストリング、内腹斜筋をストレッチして伸ばしてほぐしてあげることが重要です。

短縮傾向にある筋肉をストレッチしてほぐすだけでも効果はあります。その中でより効果を出すために、伸長傾向である股関節屈筋群と外腹斜筋をトレーニングで鍛えるという事です。
特に股関節屈筋群だと、腸腰筋、大腿四頭筋を鍛える事が重要です。
さらには、背中のトレーニングも姿勢改善にはオススメです。

今回はスウェイバックの特徴と、どのようにしたら改善出来るかをご説明しました。

現代人の9割の方はスウェイバックの姿勢なので、腰の痛みに悩まされたり、姿勢が常に悪かったりとスウェイバックを改善する事はメリットしかありません。

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