女性は思春期の頃より、身体を守ろうとして皮下脂肪が身体全体につきやすくなります。
また、妊娠に伴い、出産に備えて食欲も増えていく方も多く、体脂肪を溜め込むようになっていきます。
そもそも、男性が持つ男性ホルモンは筋肉を大きくする作用があり、
当たり前ですが女性は男性より男性ホルモンが少ないため筋肉がつきづらく、基礎代謝が男性に比べて低くなります。
基礎代謝が低いほど、太りやすくなってしまうので、筋肉が少ない女性のほうが男性に比べて太りやすいと言われる原因になっています。

女性ホルモンの影響で、生理時や月経前、排卵期など月内でも体調の変化が乱れがちな人も多いのではないでしょうか？
食欲が増加する、いつも眠い、いつも重だるいと体調面が優れなくなるだけでなく、
気分が落ち込む、イライラするなどメンタル面も乱れも引き起こします。

女性ホルモンが引き起こす体調と精神の乱れは、ダイエットにも大きく影響してしまう場合があります。
前向きな気持ちになれず、毎日の食事制限や筋トレなどのモチベーションが下がり継続できなくなる。
食欲も増すため、やけになり暴飲暴食をしてしまう。
翌日増えた体重を見て、また気持ちが沈んでしまうなど、
女性ホルモンについて理解ができていないと意識が乱れ、なかなか目標達成ができないと悩んでしまいます。
その一方で、男性ホルモンはあまりメンタルを乱すような周期的なものがないため、
ダイエットを継続的に行える人が多いと言われています。

男女ともに年齢が増すと身体の変化は大きく感じることでしょう。
特に女性は、下記３つの変化に伴い痩せにくい身体を作ってしまうと言われています。

・基礎代謝の低下
　上述したように、女性は元々男性より基礎代謝量が少ないです。
　その上で、加齢とともに筋肉が落ち、細胞が老化することにより、基礎代謝量がどんどん減ってしまい消費カロリーが少なくなってしまいます。

・血糖値の上昇
　人間は、血糖値が上がると『インスリン』というホルモンを分泌し血糖値を下げようとします。
　この『インスリン』の分泌は血糖値を下げる時に脂肪を溜め込んでしまう要素があります。
　男女問わず加齢とともに血糖値は上がりやすくなり、脂肪も溜め込みやすくなってしまうのです。

・女性ホルモンの低下
　上述では、女性ホルモンが原因でダイエットがうまくいかないと記述しましたが、
　女性ホルモンが低下をしてしまってもよくないことが起こります。
　女性ホルモンの中に『エストロゲン』というものがあります。
『エストロゲン』は様々な効果がありますが、特に脂肪の燃焼に効果的で、内臓脂肪をつきにくくしてくれる作用があります。
　加齢とともに女性ホルモンの分泌が少なくなることで、この『エストロゲン』の分泌も少なくなり、内臓脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。

ダイエットを目指す人なら、誰しも生活習慣の乱れを改善することは当たり前に行っているのではないでしょうか？
それでも、仕事や付き合いなど、どうしても守れない日も多くあるかと存じます。
特に『まぁいいか。』となりがちな、
・お酒や揚げ物を我慢できない
・食べるスピードが早い
・食事を食べる時間が乱れている
・同じ姿勢で動かない
・睡眠時間の乱れ
など、女性ホルモンのバランスでメンタルが崩れてしまうだけでなく、
普段の誘惑に負けがちな方は太りやすいメンタルを作ってしまっているのではないでしょうか？

上述したように、
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、基礎代謝が低く、
普段生活している上での消費カロリーも少なくなってしまいます。
継続的に筋トレを行い基礎代謝を上げることは、
痩せやすい身体を作るだけでなく、
女性特有の身体の不調の波やメンタルの波が整いやすくなる効果や、
免疫力が上がり体調を崩しにくくなることも期待できます。
特におすすめの筋トレは大きな筋肉を鍛えることです。
身体のなかで一番大きな筋肉の「大腿四頭筋（太ももの前面の筋肉）」を鍛えられる筋トレとして「スクワット」を行うことは有名ですよね。
また、いきなり過度な筋トレを行うのではなく、
最初の身体が慣れないうちは簡単なことから始め、継続的に続けていき慣れてきたタイミングで負荷をかけるようにしましょう。

基礎代謝を上げるトレーニングは、以前のブログでご紹介しているので是非ご覧ください。
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当たり前ですが、暴飲暴食はせずに食事の量を減らすことは効果的です。
ただ、女性は生理周期などで空腹になってしまうことや、メンタルの波があるため、
ただ減量するのではなく食生活を改善することをおすすめします。

また、極端にタンパク質だけを取ることや、常に同じものを食べ続けることもお勧めはできません。
理由としては、
偏った食生活をしてしまうことで体重は減ったとしても、肌の老化や髪が痛むなど美容面でボロボロになってしまう可能性があるからです。
また、一時的には継続ができたとしても、
ちょっとしたことで「今日はいいか」と暴飲暴食をしてしまうなど継続ができず、
リバウンドの原因になってしまう場合もあります。

簡単にできる食生活の改善としては、
・普段の飲み物を水に変える
・お菓子の置き換え　など
一朝一夕ではなく継続的にできる食生活を送り身体的・精神的にも健康な状態を目指しましょう。

理想の体づくりには睡眠時間も大きく関わってきます。
睡眠時間が足りないと、満腹中枢が鈍くなり暴飲暴食しやすくなってしまうことや、
ストレス過多により感覚的に食事が少なく見えるなんてこともございます。
他にも、ストレスにより不健康なものを選びやすくなってしまうなど、
睡眠がもたらす体への影響はとても大きく気をつけるべきだと言われています。

また、睡眠も食生活と同じくバランスよく質の良い睡眠を取るべきです。
しばらく寝ていなかったから、今日はたくさん寝ようと寝溜めをする方がいますが、
生活習慣が乱れ身体の不調につながるとも言われています。

ご自身の中で最もリラックスできる環境で、乱れのない睡眠を取ることでメンタルを整えましょう。

上記の運動、食事、睡眠の３点を気をつけることは基本です。
ただ、女性特有の不調、メンタルの崩れなどは、
ご自身が理解し向き合うことが最もダイエットの成功につながります。

例えば、
生理前は精神的ストレスを抱えてしまうことや、妊娠に備えて食欲が増してしまいます。
暴飲暴食は避けて欲しいですが、
食事で偏りを感じる時は、部分的にサプリの併用を行いバランスを整えることも一つの方法です。

体重の変化がない停滞期には、
ストレスを溜め込まずチートデイを取り入れてみることもおすすめです。

ご自身の身体の波をしっかりと理解しバランスの取れた生活を送るようにしましょう。


睡眠に関しての記事は以前のブログでご紹介していますので、是非ご覧ください！
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